四畳半神話大系ネタバレ感想!パラレルワールドの先に圧巻の結末が待つ!薔薇色のキャンパスライフを夢見る主人公…パラレルワールド(並行世界)の独特な世界観に引き込まれること間違いなし!最後に圧巻のラストが!四畳半神話大系ネタバレ感想!早速見ていきましょう!
Contents
アニメ【四畳半神話大系】基本情報!
2010年「ノイタミナ」アニメ!原作は「夜は短し歩けよ乙女」で有名な森見登美彦!オープニングはアジカン!FOD(フジテレビオンデマンド)で絶賛配信中!
舞台は京都の大学!&並行世界!
根暗な主人公「私」は「薔薇色のキャンパスライフ」を手に入れられるのか?!
アニメ 【四畳半神話大系】原作情報!
森見登美彦の代表作の一つとされる名作小説!2010年4月〜7月にフジテレビ「ノイタミナ」枠にてアニメ放送したのが今回の【四畳半神話大系】!
京都の有名大学を舞台に広げられる主人公「私」を中心としたキャンパスライフを描いた作品!
並行世界で様々なサークルに入り、様々なキャンパスライフを送る「私」は果たして「薔薇色のキャンパスライフ」を手に入れられるのか?!
アニメ【四畳半神話大系】予告動画!
アニメ【四畳半神話大系】あらすじ!
京都の大学の3回生である、主人公「私」。入学したての頃はサークルに参加することにより「薔薇色のキャンパスライフ」を送ることを目論むが、実際はプライドが高く人付き合いが苦手な性格が災いし、サークルで孤立してしまい捻くれ者の悪友小津と不毛なキャンパスライフを送ることになってしまう。
そして「私」と小津はその不毛な毎日をサークルで「薔薇色のキャンパスライフ」を送る学生達の充実したサークルライフを壊すための「破壊工作」に興じることとなる。「破壊工作」とは、例えば花火を楽しんでいるサークルのメンバーに向けてロケット花火を発射して妨害したり、映画サークルの支配者となっている部長の弱みを握り、それをまとめた映画を公開したり、、、といったものである。
また、この話は並行世界で構成されており、「私」は各話ごとに異なるサークル(テニスサークルや映画サークル等)に加入するが、どの話でも結局はサークルで孤立してしまい、小津との「破壊工作」に興じることなってしまう。
各話で描かれる並行世界で様々なサークルに入る「私」。
根暗でひねくれ者の「私」が「薔薇色のキャンパスライフ」を手に入れられる平行世界は存在するのか?!
★主な登場人物
・「私」(CV:浅沼晋太郎):主人公。現在大学3回生。プライドが高いが根暗で社交性の低い青年。しかし、大学入学を機にサークルに入ることで「薔薇色のキャンパスライフ」を手に入れることを目論む。
各話ごとに異なる並行世界に入ることになるが、どの世界でもサークルでの交友関係がうまく築けずに孤立し、悪友小津とともに不毛な大学生活を送ることになる。
・小津(CV:吉野裕行):主人公の悪友。「私」と同じ大学3回生。容姿は顔色が悪く妖怪に例えられるほど不気味な風貌をしている。悪事が大好きで他人の不幸をおかずに飯が3食えるといったひねくれた性格。どの平行世界でも「私」とともに前述の「破壊工作」に興じることになるが、不毛であると感じている「私」とは対照的に、その「破壊工作」にいそしむ毎日を楽しんでいる。
・赤石さん(CV:坂本真綾):物語のヒロイン(?)。「私」の後輩。理知的でクールな黒髪理系ガール。どの平行世界でも登場するが、毎回所属しているサークルや細かい設定が違うキャラ。
アニメ【四畳半神話大系】物語結末ダイジェストネタバレ!
各話で描かれる並行世界で様々なサークルに入る「私」。根暗でひねくれ者の「私」。
果たして「薔薇色のキャンパスライフ」を手に入れられる平行世界は存在するのか?!それともどの世界でも小津との「不毛なキャンパスライフ」を送る運命なのか?
[aside type=”warning”]ここからネタバレが書いてあるので、読みたい方のみお進みください![/chat]
最初は各話が独立した話であるかのように描かれるアニメ「四畳半神話大系」。
しかし、実はこれらの並行世界は最終話で全てつながるのである。
第9話でも選択を誤ってしまい、いつもどおり最後にそれを後悔する「私」。
しかし、今までとは違い時間が巻き戻り入学当初に戻る描写はなかった。
そして、第10話では、「どうあがいてもこうなるなら、何もしないのが一番だ」(第9話の「私」のセリフより引用)とキャンパスライフに絶望し、どのサークルに入ることも選択しない「私」が描かれる。
第10話「四畳半主義者」では、最初「私」はどのサークルにも属さず下宿の四畳半部屋での引きこもり生活を送っていた。
しかし、引きこもり生活をしていくうちに、「私」は自身が何十日もの間、様々な選択の中であり得たそれぞれ異な並行世界を横断していたことに気がついたのである。
そして、最終話「四畳半紀の終わり」では、「薔薇色のキャンパスライフ」なんて追い求めなくてもよく、今まで並行世界で横断し続けてきた「不毛なキャンパスライフ」が自分にとっての「充実したキャンパスライフ」だったんだということに気づくのである。
また、最終話では「四畳半世界」を脱出し、ヒロイン赤石さんと結ばれることになるのだが、彼は自分にとって「充実したキャンパスライフ」を提供してくれた小津を心の中で求めていた。
そして、彼は最終話の並行世界で小津に合うのだが、この時間軸では「私」と小津は初対面であり、いきなり声をかけられて小津は困惑してしまう。しかも、その時小津は悪戯のつけを被害者たちから払わされ加茂大橋の欄干の上に追い詰められてしまうのであるが、「私」はそれを助けに欄干の上へ!(しかもなぜかその時、裸になってる(笑))。
後日、結局橋から落ち、骨折した小津を明石さんとお見舞いに行くのだが、そこで初対面の「私」に付きまとわれ困惑する小津に対し、私は「「俺」なりの愛だ」と語った。
その時小津は今までの「私」が小津にしたような迷惑そうな表情をし、「私」の顔は今までの小津みたいな妖怪のような表情をしていた・・・
アニメ【四畳半神話大系】感想・考察!
これは、ヒロインは明石さんじゃなくて小津ですね(笑)。
結局主人公「私」が心の中で求めてたのは「薔薇色キャンパスライフ」じゃなくて「小津とのひねくれもの同士の【破壊工作】ライフ」なんですね(笑)。
このオチは正直爆笑でした。
しかし、主人公「私」を通して、自分にとって本当に充実した人生は、みんなが夢描く「薔薇色のキャンパスライフ」なのか?ということを考えさせられるアニメでしたね。さすがノイタミナ!
自分も大学時代に「私」みたいにサークルを通して「薔薇色のキャンパスライフ」を送るんだなんてことを夢想してたけど、結局「私」みたいにサークルってものが合わなかった身で、サークルの隅っこにいたような感じでした(笑)
なので、 この【四畳半神話大系】は共感できるアニメでした。
きっと僕の他にも同じような思いをした方がいるんじゃないかなって思いますので、そういう方には特にオススメのアニメです!
そうじゃない方にとっても面白くて考えさせられるアニメなのでオススメです!