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キングダム実写映画のネタバレ感想を原作ファンが長文レビュー!神作!


キングダム実写映画のネタバレ感想を原作ファンが長文レビュー!神作!週間ヤングジャンプにて連載中の漫画キングダムが2019/4/19に実写映画化されました。大人気作品だけあり実写映画化のハードルも上がっています。今回はキングダム大ファンの私が実写映画を実際に視聴した感想をレビューします!

 

 

公開日当日、キングダムの実写映画を実際に見てきました。

 

結論を先に言いましょう。

 

キングダムの実写映画は大作です!

キングダムの原作ファンである私も納得の出来栄えです。

 

もちろん、キングダムの舞台である『春秋時代の解説』や本作で語られるべき『嬴政(えいせいや信の生きる目的』なども盛り込まれているため、原作を読んだことがない人でも、十分に理解でき楽しめる内容になっていました。

 

ただしもちろん不満点もすこしあります。

しかしそれを補って余りあるほどの出来栄えとなっていますので、とりあえず見てください(笑)

 

・でも実際どんなところが面白かったの?

・原作と違うところってあるの?

・俳優陣に違和感なかった?

・アクションシーンは迫力あるの?

・信の「ルアアアア!」は聞けるの?

 

 

はい、もちろん気になりますよね。

 

そこで、ここでは、キングダムを愛してやまない私が、キングダム実写映画の感想をすべてレビューしていきます!

もちろんネタバレを含みますので、「映画視聴前にネタバレを見たくない!」方は、ここから先は『キングダム実写映画』を見た後に感想を共有したいときに読んでいただければと思います!!

 

そういう方には、一言だけ伝えておきます。

 

面白いので絶対見ましょう!

 

 

ではまず、漫画(原作)のキングダムの概要を簡単におさらいしましょう。

原作漫画のキングダムとは?

 鬼才『原奏久』先生が描く歴史漫画『キングダム』は奴隷から大将軍を目指すひとりの少年『信』を主人公とした物語です。

 

舞台は紀元前。春秋戦国時代と呼ばれ、当時の中華は戦国七雄と呼ばれる7国により統治されており、中国大陸は、この7国によって500年にわたって覇権争いが続く動乱期でした。

 

このキングダムでは、その戦国七雄と1つである秦を舞台に、少年『信』と薄弱の秦王『嬴政(えいせい)』が出逢い、中華統一を目指していきます。

現在原作漫画の単行本は54巻まで発売されています(キングダム実写映画公開日と同時発売)

キングダムの魅力とは?

私が面白いと思う点をピックアップしますと以下の3つが挙げられます!

  1. ストーリーに中だるみがない
  2. 登場人物(キャラクター)が魅力的
  3. 漫画の書き込み量が凄すぎる

具体的にいうと・・・

①キングダムのストーリーには中だるみがない!

数多くある長寿漫画において、”中だるみ”というものは必ずと言っていいほど存在します!し・か・し、この『キングダム』という漫画にはそれが存在しません!※個人の感想です

各巻で山場となるものを必ず用意しています!

”志”を問う対話、”武”による戦闘、”知略”による戦術。各巻によって盛り上がりを見せる山場は異なりますが、いずれも圧巻のストーリー

ただ、キングダムは”中華統一”を描く漫画でもありますので、特に戦争シーンがみどころになるケースが多いです!手に汗握る戦いの迫力は本当に素晴らしい。

主人公”信”を導く師匠的存在の王騎将軍は、あるシーンで少年の信に対しこんな言葉を信に送っています。

皆と共に修羅場をくぐりなさい。
素質はありますよ。  

主人公の信が死と隣り合わせの壮絶な戦闘を繰り広げ、勝利した後に見せる成長した姿は感動必至です!

王騎の告げた一言があることで、この凄まじい戦いが、ただの戦いを描いているのではなく、『天下の大将軍になるための道』を描いているのだと感じられます。

いずれにしても、常に盛り上がる展開を用意する作者の原先生に乾杯です♪

②キングダムの登場人物(キャラクター)が魅力的!

キングダムの特筆すべきは”キャラ立ち”の素晴らしさ。ひとりひとりのキャラクターが非常に魅力的です。

作者の原先生が、TVドキュメント『情熱大陸』で特集されたときには「キャラクターの個性というものをすごく大切にしている」とおっしゃっていましたが、まさにその通りの漫画作品。

魅力的なキャラクターだらけです!!

これだけの大作ともなると、登場人物も山ほどいるので、「全員に個性を与える」というのは漫画家にとって至難の業だと思います。

漫画によっては風呂敷を広げすぎて、誰が誰だか全くわからなくなってしまうことも。描き分ける画力がない人も同様です。

しかし、このキングダムは違います。”中華七国”に属する数多くの登場人物がいますが、ひとりひとり丁寧にかつ魅力的に描き分けられています。その画力と設定は”見事”の一言に尽きます。

数巻しか登場しないキャラクターでも読者の心に残るキャラクターばかり。

読んだあなたは絶対ファンになっていること間違いなし!

なんといっても、キングダムは主人公信の成長物語です。

元々奴隷だった信が、将軍になるまでのストーリーには感慨深いものがあります。当初の信と将軍としての采配を振るう信を思い浮かべてみたら、鼻の奥のあたりにジーンとくるものが・・・。

最新刊52巻の信では、1巻に比べ身体はもちろん心も考え方も大人になっています。でも根っこの芯はあくまで信のままです。

キングダムでは脇役でさえ、非常に魅力的に描かれますが、主要人物、特に信はとてつもなく魅力的な主人公です。

③キングダムの書き込み量が凄すぎる

キングダムはヤングジャンプで連載されている週間少年漫画です。いいですか”週間”連載ですよ?

それを前提にしたとき、キングダムの戦争シーンを読んだ人はこう思います。

『バカな・・・この書き込み量を週間連載で書きあげるだと・・・?』

それもそのはず、作者の原先生は毎日3時間しか寝ていません(情熱大陸のインタビューより)。

執筆しながら涙することも。それだけ熱い魂と想いを込めてキングダムという大作を書き上げているのです。

それが漫画への書き込み量を通じて、僕らに伝わってくるのです。読者の心に響かないはずがありませんよね。

もちろん、他にも面白いところは山のようにありますが、今回は一部分だけお伝えしました!

実写映画キングダムの感想をレビュー!

先述したとおり、私の中で、キングダムの実写映画は本当に素晴らしかった。

 俳優陣のイメージがピッタリ!

俳優のみなさん、しっかり役作りしてきてくれました。

原作ファンの方も違和感なく見れるのではないでしょうか。

 

「少年じゃなくて、青年やん」という愚かなツッこみはしても意味がないので、というか演技力のある俳優にやってもらった方が子役にやってもらうより100%よいので、省略。

 

キャストは以下のとおり

信(しん):山崎賢人
嬴政(えいせい)・漂(ひょう) : 吉沢亮
楊端和(ようたんわ) :長澤まさみ
河了貂(かりょうてん):橋本環奈
成蟜(せいきょう): 本郷奏多
壁(へき):満島真之介
バジオウ:阿部進之介
朱凶(しゅきょう):深水元基
昌文君(しょうぶんくん):高嶋政宏
騰(とう):要潤
ムタ:橋本じゅん
左慈(さじ):坂口拓
魏興(ぎこう) :宇梶剛士
竭氏(けつし) :加藤雅也
肆氏(しし) :石橋蓮司
王騎(おうき):大沢たかお

 

私が単純に顔が原作に似てるなぁと思ったのは成蟜と左慈ですね(笑)

このふたりは顔見た瞬間に「あ、成蟜と左慈だ」ってわかりました(笑)

まさにハマリ役!

 

綺麗な顔をした凛々しい政は、吉沢亮さんにぴったりでした。何がいいって髪の毛の真ん中分けがすんごい似合ってたんで、こういう印象って結構大事ですよね。

 

河了貂は女優橋本環奈さんでしたが、個人的に声の甲高い感じがイメージにあってましたね。河了貂って成長してからも結構焦るシーンが多いので、声のトーンは高いイメージなんですよね。(みなさんはどうかわかりませんが)

 

王騎は大沢たかおさん、なかなかにオーラでてましたね。

個人的にはもっと身長が高いイメージなので、うまく演出でコマ化してほしかったなぁという思いはありますが、「んふ」は完全に王騎でしたわ(笑)

 

そして信。

信ってやっぱり熱い男であるべき。男が惚れる男であるべき、なよなよしい俳優がやるべきではない。

 

ファンはそんな気持ちをもちますよね。

 

正直山崎賢人さんって聞いたときは、「うーーん?」って思ったものでしたが杞憂でした。

さすが役者さん、きちんと役作りしてきています。

 

イメージどおりの信がそこにいました。

 

かなりシビアにみたつもりでしたが、キャストに関してはほぼ全員イメージを崩さない素晴らしい配役だったと思います。

 

キングダムの漫画実写化は、他の実写化とは一味違いますよ!

 

迫力のアクションシーン

キングダムは大きな戦争が描かれる歴史漫画です。そのため当然、魅力のひとつに『迫力のある戦闘シーン』が挙げられます。

信が自分よりの強者と言われる者たちと戦い、死地を乗り越えながら成長していくシーンに読者は心を熱くさせられます。

 

また戦闘の迫力だけでなく、死にそうになりながら吐露する思いの詰まった言葉も大きな魅了ですね。

 

ではキングダムの実写映画版の戦闘シーンはどうなのでしょうか?

 

一言でいえば、気合入りすぎ(笑)

 

映画のアクションシーンの詳しい撮り方は専門でないので詳しくはわかりませんが、ワイヤーアクションやCGなどを使って、あからさまに「ありえないだろ」と思わせるシーンが極力少なく描写されており、要所要所で上手にCGが駆使されているので、違和感なく見られるんです。

 

特に印象的だったのは、殴られてぶっ飛ぶシーンです。

よくある実写映画では、殴られた後ゴロゴロゴロゴロと俳優が転がっているシーンが思い浮かぶのではないでしょうか?

 

私はあれ好きではなくて。役者がわざと転がっているように見えて、痛さが伝わらないんですよね。

 

でもこのキングダム実写映画では、ぶっ飛ばされた後ゴロゴロ転がっていません!

なんと『地面を滑って』います!

 

これってかなり原作のイメージに近いですよね。

今回のシーンでは出てこないですけど、ホウケンの矛でぶっ飛ばされた信ってゴロゴロ転がっていなくて、木にたたきつけられるじゃないですか?

 

あれが実写でみれます!

 

今回のキングダム実写映画は、そのような戦闘シーンの描写が原作に限りなく近く、彼らの戦いが異次元の戦いだということがうまく表現されています。

 

きっと監督のこだわりなのでしょうね。

 

で、俳優陣のアクションはというと・・・最高です。

まず、信役の山崎賢人さんはめちゃくちゃ気合の入った素晴らしい演技をしています。

 

元々信は、敵が強者であればあるほど、『高く飛ぶ』人物。

私たち原作ファンがイメージしている“あの”信がそこにいました。

 

ランカイ、左慈を倒す信の熱い雄たけびは絶対に見逃さないでください。

あなたは剣のツキで石をわれますか?彼は割るんです(笑)

もちろん「ルアアアア」も来ますよ!

 

それと、個人的に最高に熱くなったシーンは左慈の初登場シーンです。

左慈が漂(嬴政だとおもって)の遺体を調べにくるシーンなのですが、異常性が際立つ左慈はある理由で味方を殺します。

 

そのときの、左慈が味方の首を斬るがシーンのスピード感といったらもう・・・。目に留まらぬ速さとはこのこと。

 

実はこの左慈の登場シーンが、漂と信の修行以外では初のアクションシーン(それまで木剣だったので真剣は初のシーン)でしたので、これを見た瞬間「あ…やばいわこの映画。めっちゃ期待できる」と確信しましたね。

 

血の吹き出し方がもう・・・最高。

 

また、アクションといえば、やはり男性の戦闘がメインになってくるのですが、山の王楊端和を演じる長澤まさみのアクションも特筆すべき点があります。

 

女優でアクションシーンがうまくできる人って本当に少ないです。

アクションはスタントマンを使うシーンが多いのですが、顔が見えるシーンだけは本人が演じるしかありませんよね?

 

これは私見ですが、アクションがうまい女優かどうかは表情で決まるんです。

『余裕のある表情か』『余裕がない必死な表情か』

 

余裕があると強い女性を印象付けられるんです。

 

特に、楊端和はポーカーフェイスかつ最強の戦士でもあります。個人的には、「危機的状況でもいつも冷静でどこか余裕を持った人物」でいてほしい。

 

だから絶対『必死な顔』は見せてほしくなかった。

そんな観点でみていたのですが(どんな観点でみてるんだよ)・・・

 

 

はい、長澤まさみさん100点でした。

 

楊端和にピッタリのイメージでした!

女性ってどうしても男性より筋力は落ちてしまうのでアクションのシーンって難しいんですよね。でも長澤まさみさんは軽快かつ鬼神のごとき強さで敵を斬りまくってくれました(笑)

 

それに鎧姿はちょっとエロティックでしたね。これは男性ファンは見逃せませんよ。

 

ひとりひとり語ったら正直キリがないのですが、あとは王騎将軍ですね。

今回は成蟜編までですので、王騎の戦闘シーンはほぼありません。でも一か所だ見せ場があります。

 

成蟜制圧後に、魏興が部下たちと最後の抵抗をしてくるシーンがあるのですが、王騎が大矛をもって一振りで威嚇します。

 

風圧で数十人の敵を吹っ飛ばすのですが、私が嬉しかったのはそこではなくて。

素晴らしいと思ったのは、王騎が矛を『片手で』振るったところなんですよね。

 

王騎将軍はキングダムの中でも12を争う力量の持ち主。矛に振り回されている王騎は絶対に見たくなかった。

 

実写映画の王騎の矛はとても精密につくられていましたので、おそらく重量も相当なものです。

 

それを片手で振るうのはかなりキツかったと思うんですが、大沢たかおさんは、矛を自在に扱う最強の将軍『王騎』を見事に演じてくれました。やってくれました!!

きっと筋トレたくさんしたんじゃないでしょうか?(笑)

 

アッパレです。

※副将の謄を演じる要潤も個人的には似合ってましたねぇ~

 実写映画キングダムと原作との違い

細かいところはたくさんあるのですが、大きなところだけここでは触れようと思います。

【原作との違い①】冒頭のシーン

原作と違い、信が奴隷として李典の自宅に運ばれてくるシーンからはじまります。

運ばれてくる際に、王騎将軍が軍を率いている場面を直接見ることで将軍という地位にあこがれを抱くシーンが追加されています。

原作では、漂から教えてもらうことで天下の大将軍への道を目指すようになりますが、このシーンがあることで、受動的ではなく、より将軍への想いを自分から持ったということを印象付けているシーンです。

これは原作よりも優れている場面かもしれません。

【原作との違い②】ラスボスが左慈

原作では成蟜の居座る王座のもとに信たちの別動隊が到着したとき、成蟜を守る最後の砦はランカイでした。

しかし、キングダムの実写映画版は左慈がラスボスになっています。

ランカイ戦は「大きい怪物を皆で倒す」という印象が強いので、映画の2時間という制約の中で、最後に最高のアクションをみどころとしてもってくるために、左慈を最後の敵に据えたのだと思います。

 

これは実写映画での英断だったと思います。

 

漫画はランカイの調教シーンなどで、成蟜の異常性を強調していますが、多くの人が同時に目に触れる映画にそこまでの要素は必要ないですもんね。

 

それになにより、左慈VS信が熱すぎた(笑)

ラスボス変更は大成功ですね。

 

正直左慈の登場シーンで、私は「これ左慈ラスボスにもってきそ~」と予想していました。

それほど強者感が半端なかったですw

 

キングダム実写映画の不満点

①ギャグシーンがすくない

原作キングダムの魅力のひとつにリズムのよいかけあいがあると思います。

カリョウテンと信のかけあいをもっと増やしてもよかったかなぁっと。

でも信のお馬鹿具合は結構出てたので(笑)

 

ただ、そのシーンに合わせて、もう少し音楽はポップなのがあってもよかったかなというのが印象です。

結構壮大かつシリアスなシーンで流すような音楽しかなかったので、ひとつでもおバカなかけあいのときに流す音楽があればより気楽に見れる気がしました。

キャラの名前を印象づけるシーンが少ない

舞台や戦術の解説はこれでもかというほど丁寧にしているものの、登場人物の名前を知らせる機会が少ない気がしました。

 

それこそ、「バジオウ」「タジフ」「壁」などは呼ぶシーンこそあれ、紹介シーンがないので、原作を知らない視聴者は誰のことを言っているのかわからない人もいるのではないかと。

 

でも、私の不満点は本当にそれくらいです。それ以上に大好きなキングダムをここまで作り込んでくれたスタッフさんと役者さんに感謝ですね。

 

キングダムの実写映画公開日と同時に発売された漫画の54巻でも公開されていますが、原先生はかなり映画と関係が深い関係にあったみたいです。ずっと映画を撮る仕事に就きたかったのだとか。

 

かなり脚本にも口をだしたようなので、期待しているファンが多いと思います。

同じ原作ファンのみなさんにお伝えすることはただ一つ。

 

キングダム実写映画は絶対みましょう!!!

 

きっと続編もあると思いますよ!!