鬼滅の刃の黒死牟の正体は何者か考察!上弦壱は始まりの剣士ではない!?鬼滅の刃で鬼舞辻無惨に次ぐ地位である上弦壱黒死牟の正体は何者?始まりの剣士ではなく兄弟で双子の弟弟子?日の呼吸や耳飾り・炭治郎との関係は?上弦壱黒死牟の正体を徹底考察していきます!ネタバレ注意!
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鬼滅の刃の黒死牟の正体を考察|始まりの呼吸の剣士なのか?
上弦壱の最強の鬼である黒死牟の正体を考察する上でのポイントは、
黒死牟は”始まりの呼吸・耳飾りの剣士”と同一人物なのか?
ということです。
鬼滅の刃の漫画では、『黒死牟=耳飾りの剣士』なのではないか?と疑われる描写が複数見られましたよね。
では、始まりの剣士(耳飾りの剣士)について、現在判明していることをまとめてみましょう。
- 始まりの呼吸の剣士とは、日の呼吸の使い手である
- 始まりの呼吸の剣士は複数いる
- 始まりの呼吸の剣士は、戦国時代の人物である
- 始まりの呼吸の剣士の中でも耳飾りの剣士は、鬼舞辻無惨を追い詰めたことがある
- 耳飾りの剣士は”炭吉”と呼ばれる人物と会話している描写がある
以上が、始まりの呼吸の剣士現時点(164話時点)で判明している確定内容です。
そして、小鉄くんと炭治郎の会話や顔立ちから、『炭吉』は炭治郎の江戸時代先祖であることが想定できます。
上記のことから判明されるのは、
- 炭治郎は、始まりの呼吸の剣士の直系子孫ではない
ということです。
そこで生まれる疑問は、ヒノカミ神楽と日の呼吸の関係ですが、そちらは後述させていただきます。
さて、それではまずは黒死牟が耳飾りの剣士なのかどうかを考察していこうと思います。
『黒死牟=耳飾りの剣士』の根拠
上弦壱の黒死牟が耳飾りの剣士であると言われている根拠は、2つあります。
- 黒死牟と耳飾りの剣士の風貌が似ている
- 炭吉に語った『行きつくところは同じ』は『鬼』のことを指しているのではないかと想定できること
上記2つが、『黒死牟=耳飾りの剣士』であると言われている根拠です。
当然、黒死牟=耳飾りの剣士であれば、黒死牟は日の呼吸の使い手が”鬼”になったということを意味します。
つまり、最強の鬼狩りが鬼になったのですから、手に負えないくらい強いことが想定できますね。
それこそ無惨よりも強い可能性があります。
『黒死牟≠耳飾りの剣士』の根拠
では、黒死牟が耳飾りの剣士でない可能性はあるのでしょうか?
この場合の根拠としても2つが挙げられると考えています。
- 今でも耳飾りの剣士を恨んでいる鬼舞辻無惨が自分を追い詰めた危険な剣士を上弦壱に据えるのはおかしい
- 耳飾りの剣士の痣模様と黒死牟の痣模様は微妙に異なる
上記2つの理由が黒死牟が耳飾りの剣士でない理由だと想定できます。
ただ、炭吉と話していた耳飾りの剣士でないのなら、この黒死牟は一体誰なのかと言う大きな疑問が残ります。
『始まりの呼吸の剣士は一人ではなく複数いた』というセリフがあるため、”耳飾りの剣士”でなくても、日の呼吸の使い手である可能性はあるという点がポイントです。
鬼滅の刃の黒死牟の正体を考察|黒死牟は”始まりの呼吸の剣士”ではない
私は、『黒死牟≠耳飾りの剣士ではない』と思っています。
主な理由は、先述したとおり『今でも耳飾りの剣士を恨んでいる鬼舞辻無惨が自分を追い詰めた危険な剣士を上弦壱に据えるのはおかしい』と思うからです。
振り返ってみると、鬼舞辻無惨は始まりの呼吸の剣士に追い詰められた過去の経験から”日の呼吸”に恐怖を抱いていると考えられます。
それは
『炭治郎の家が鬼舞辻無惨に襲われた理由』
を考えるとよく分かります。
人間に扮して暮らし、鬼滅隊など邪魔となる者には手下の鬼たちに襲わせていた鬼舞辻無惨がわざわざ山奥の炭治郎の家に来て、一家を全員惨殺したのには何らかの理由があるはずですよね。
ずばり、その理由は”日の呼吸”を使える人物をこの世からなくすためではないでしょうか。
だとすれば、鬼舞辻無惨は日の呼吸に大きな恐れを抱いていることが分かります。
以前、珠世は『無惨は鬼が反逆しないように群れないようにさせている』と語っていたことからも、臆病者の無惨は日の呼吸の使い手を確実に自分の手で息の根を止めるため炭治郎一家の元に来たのでしょう。
そう考えると、臆病者の無惨が一時でも自分を殺そうとした耳飾りの剣士を、最も近くの上弦壱に据え置くというのは考えづらいでしょう。
このことから、黒死牟≠耳飾りの剣士という結論に至ります。
鬼滅の刃の黒死牟の正体を考察|黒死牟は始まりの呼吸の剣士の双子の兄弟
では、黒死牟が耳飾りの剣士ではないとするならば、一体誰なのでしょうか?
現時点で、黒死牟について判明している点は
- 鬼最強の上弦壱
- 鬼舞辻無惨に忠誠を誓っている描写がある
- 顔に日の呼吸の使い手と思われる痣がある
- 日の呼吸の子孫である時透無一郎に対し「懐かしい気配」と語っている
以上の4点です。
このことから分かるのは、
黒死牟は、日の呼吸の使い手で、始まりの呼吸の剣士と何らかの関係があるのではないか?ということです。
ここからは完全な憶測を含む考察となります。
まず、私の考察の結論を分かりやすく相関図と家系図に表すと以下の通りです。
結論は、耳飾りの剣士(始まりの呼吸の剣士A)は黒死牟と双子の兄弟なのではないか。ということです。
時透無一郎が始まりの呼吸の剣士の子孫と言われているものの、炭治郎の夢(記憶)では、炭吉と耳飾りの剣士の会話の中で、耳飾りの剣士は『後継ぎがいない』と語っています。
これについては、単に子供がいないという意味と、日の呼吸の後継者がいないという意味が含まれていると想定できます。
このことから、時透無一郎は耳飾りの剣士の子孫ではないことが確定します。
とするならば、時透無一郎は”他の始まりの呼吸の剣士”の子孫であることになるわけです。今回の図であらわすと、『始まりの呼吸の剣士C』その人物だとします。
また、耳飾りの剣士は「私は大切なものを何一つ守れず、人生において為すべきことを為せなかった者だ」と炭吉に語っています。
このセリフを考察するに、『人生において為すべきことを為せなかった』というのは、鬼舞辻無惨を倒せなかったことだと予想できます。
しかし『大切なものを守れなかった』というのは何のことを指しているのか現時点では不明です。
私は、『鬼舞辻無惨から身内を守れなかったこと』なのではないかと考察します。
鬼滅の刃では、身内を殺されて鬼殺隊に志願した人間も多いことが描かれていますので、”始まり”という意味で耳飾りの剣士も同じ過去をもっている可能性が高いと予想します。
そして、その”身内”とは、『双子の兄弟』を守れず鬼にしてしまったことなのではないかと思います。
というのも、時透無一郎の兄弟をあえて双子の兄弟として描きキーマンとして過去編で登場させているのは何らかの意味があるのではないか?と思うからです!
『兄に守られた時透無一郎』と、『兄に守られなかった黒死牟』における、現在の対比を描こうとしているのではないかと思います。
そして、その双子の弟もまた日の呼吸の使い手だった。
だとすると、江戸時代の黒死牟は耳飾りの剣士の双子と弟で一緒に鬼舞辻無惨と戦った仲間でもあったということになり、
- 鬼最強の上弦壱
⇒元々は始まりの呼吸の剣士だから - 鬼舞辻無惨に忠誠を誓っている描写がある
⇒無惨に敗れ、鬼となったため - 顔に日の呼吸の使い手と思われる痣がある
⇒人間の頃は日の呼吸の使い手だったため
上記3つは、辻褄があいますよね。
また黒死牟についてわかっている4つ目についても
- 日の呼吸の子孫である時透無一郎に対し「懐かしい気配」と語っている
⇒複数いる日の呼吸の使い手である『他の』”始まりの呼吸の剣士”と知り合いだった
だとすれば辻褄があいそうです。
鬼滅の刃の黒死牟の正体を考察|ヒノカミ神楽と日の呼吸の関係
そして、残っている謎は、『ヒノカミ神楽と日の呼吸』との関係です。
これについては、江戸時代に炭吉が耳飾りの剣士に対し「日の呼吸を継承はできない」と言っていることから、”日の呼吸”としては継承しておらず、”ヒノカミ神楽の舞”として継承したのではないでしょうか。
またその時に、耳飾りも併せて継承したのでしょう。
そして炭吉と耳飾りの剣士は、”ヒノカミ神楽”と”耳飾り”を代々伝承することを約束した。
炭治郎の父がこのふたつを継承しなければならないというっているのはこの約束が要因なのではないかと思います。
そして耳飾りの剣士はが”道を究めた者がたどり着く場所はいつも同じ”と語っていることからも、炭吉の子孫の誰かは日の呼吸を扱えるようになるということを示唆しているのではないでしょうか。
以上が、黒死牟の正体の考察になります。